新宿、秋の陣

みなさん、こんにちは。
コアネット教育総合研究所の福本です。

今週火曜日、11月11日に火曜倶楽部が開催され、私も参加してきました。
このブログをご覧の先生方の中にも、ご参加された方が多数いらっしゃることと思います。
日能研をはじめとする模試を扱う4つの塾・模試会社の方が講師として登壇され、模試受験者動向からみる2015年入試の展望を語られるセミナーと、セミナー終了後の懇親会という二部構成から成る今回の火曜倶楽部には総勢400名を超える学校関係者・業界関係者の方々が参加されていました。


その中で、複数の講師の方は「中学受験者数の減少が一服するのではないか」という見解を示されていらっしゃいました。
現に、中学受験生の多くが受験する模試の総受験者数を合計すると、ほぼ昨年並みになっています。
数年間続いていた中学受験生の減少も、ここにきて下げ止まるというのが大方の予想のようです。

これはもちろん、私立中学全体にとってはポジティブに捉えられることであります。
景気の動向、消費増税、行政による文教政策など、まだまだ不確定要素はたくさんありますが、ここから再び盛り返していきたいところです。


ただ、このポジティブな状況も、一校一校単独で見てみれば、必ずしも全ての学校がプラスに転じるとは限りません。

少なくとも、マーケットが拡大しているわけではない以上、数多くある私立中学の中から「選ばれる私学」にならなくてはいけないわけです。
それは、他校との競争に勝つ、ということもそうですし、新たなマーケットに対して魅力を訴求し生徒を獲得するということもそうだと思います。


大学入試制度の変更を含め、私学としてのあり方をもう一度考え直さなければいけません。
また、このように変化してきている状況だからこそ、一歩先を見て動いていかなければ、数年たった時に周りから大きく水をあけられているという状況になってしまっているかもしれません。


本日夕刻、2014年度私学マネジメント協会定例セミナー首都圏開催の最終回として、弊所所長の松原が「新時代の教育を創る学校マネジメントを探る」題したセミナーを開催します。
多くの先生方のご参加申し込みをいただいておりますが、一校でも多くの先生方にご参考いただければと思います。



私も今日はスタッフとして参加する予定です。
ご参加される先生方、会場でお会いしましょう!