プランドハプンスタンス

みなさん、こんにちは。今日は、外出先であったちょっとした出来事をお伝えしたいと思います。

今日、私は関西出張のため、朝新横浜から新幹線に乗りました。
以前、このブログにも書きましたが、マイセオリーとして「有名人は『そのあたり』にいる」と思っています。

そして、出会ってしまいました。憧れの人に!それは、広島東洋カープ前田智徳選手です。
ずっと神奈川で育った私ですが、なぜか野球はカープファンです。天才と呼ばれながら、ケガに苦しみ、それでも愚直に野球道を貫く前田選手はカープファンにとっては神のような存在です。
新幹線ホームで、ふと横に目をやると前田選手がそこにいたのです!どうしたらいいのか、一瞬訳が分からなかったですが、勇気をもって声をかけ、少し言葉を交わし、握手をしてもらいました。
この手、洗えません…。

そして、京都駅で新幹線を降りた時のこと、今度は乙武洋匡さんに会いました。もう数年前のことなので忘れましたが、どこかでも一度乙武さんに会ったことがあります。たぶん、東京のどこかでした。

こうやって、一度会った乙武さんと京都でお会いするということは、もしかしたら街で会った人、すれ違った人と、全く違う場所で会っていてもおかしくはないんだよなー、ということを奈良からの移動中、近鉄線でぼんやり考えていました。

そして、次の目的地である、なんばに到着しました。約束の時間まで少し時間があったので、街をぶらぶらしていた時のこと。
交差点を渡る時に、ボーっと考えごとをしならが乗っていた近鉄線で向かいに座っていた人が、交差点の先から自転車に乗ってこちらに向かってきたのです!
びっくりしましたねー。偶然とは言え、「やっぱり、こんなことってあるんだなー。」と思いながら、なんばの街を歩きました。

あれ?そんな驚くようなことでもないですかね…。


その後、学校の先生とお話している中で、こんなことを聞かれました。
「福本さんは、教員をやめてなんでコアネットにいるの?」

よく聞かれる質問ですが、それは、偶然なのです。たまたまネットでコアネットの存在を知り、たまたま中途採用の募集をしていて、応募し、そして私は今ここにいます。

近年よく取り上げられるキャリア理論に「プランドハプンスタンス」という理論があります。スタンフォード大学のクランボルツ教授が唱えているキャリア理論です。
「計画された偶然性」
つまり、キャリアは「計画」した通りに必ずしも進むものではなく、偶然の積み重ねである、という考え方です。
しかし、その偶然(=幸運、チャンス)をつかむためには、次の4つの要素が必要だとクランボルツ教授は唱えています。

好奇心
持続性
楽観性
柔軟性
リスク・テイキング

今日、前田選手や乙武さん、そして近鉄線で同じ電車に乗り合わせたお兄さんと出会うことは、上の4つの要素とは関係ないと思います。

ただ、偶然(=幸運、チャンス)は、「そこにある」と考えていなければ、きっとつかめないのだと思います。それは、「今ここにある自分」に最大限コミットすることと同義なような気がします。
そして、「今ここにある自分」に最大限コミットしている人って、きっとものすごく魅力を持っていて、人を惹きつけるのだとも思います。だから、そういう人に、自然と幸運は寄ってくるのですよね、きっと。

私も、一つひとつの出会いに感謝して、また明日も頑張りたいと思います!まずは、コンビニに行って手袋を買ってきます。前田選手と握手をした右手を手袋で守りながら、眠りたいと思います。Zzz