金太郎飴

みなさん、こんにちは。
私は今、大阪出張の帰りの新幹線の中です。大阪も暑かった…。この全国的な酷暑はいったいいつまで続くのでしょう?まだまだ熱中症対策が必要そうですね。

今回の出張では、中高一貫校1校、大学に1校行ってきました。関西圏は首都圏以上に景気が悪く、経済的な環境が私学を苦しめています。さらに、行政措置の影響もあり、公立志向が強まる傾向にあるようです。
そのような状況ですので、話題の中心は「私学の魅力とは一体何なのか?」というものになりました。

このブログでも再三書いていますが、私は私学には大きな魅力があると思っています。具体的には、明確なコンセプトに基づく教育プログラムやキャリア教育、特徴的な学校行事など、様々なものがあると思います。
ただ、その一方で、「目には見えないもの」も私学の魅力として存在しているとも思っています。それは、空気かもしれませんし、においなのかもしれません。

「○○の卒業生なんです。」
「あー、なんかそんな感じするね。」
というようなことって、私学ならではですよね。

印象的だったのは、このようなまさにDNAとして在校生、卒業生に根付いていく「その学校らしさ」を、今日お会いした中高の先生は「金太郎飴」と称していらっしゃいました。おもしろい表現だな、と思いました。

ただ、この金太郎飴、やっかいなのは、その「おいしさ」がなかなか伝わりにくいんですよね。これから私学を盛り上がっていくためには、金太郎飴の「おいしさ」を、金太郎飴を知らない人たちに伝えていかなくてはいけません。
これは、私たちにとっても重要な使命だと思っています。先生方と手を取り合いながら、全国の私学がもっともっと元気になっていったらいいな、と心から思います!