私学百景

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

ここ数日で、一気に暑くなりましたね…。
今日もまた30度を超えるそうです。
くれぐれも熱中症には気を付けてくださいね。

さて、私は昨日、専門科を持つある私立高校で講演をしてきました。これからの自校のあり方を先生方が考えるためのきっかけ作りとして、その題材をお伝えするというのがその主な目的でした。

建学当時の社会背景、そして建学者の先生方の想いから専門科を設置する学校として数十年歩んできているわけですが、時代の変化とともに、その役割や位置づけも変わってきます。ですから、当然、「事実」を踏まえて今後のあり方を考えていかなくてはいけません。

ただ、現実には様々な問題があります。
それでもなお、専門科を持つ学校として進んでいきたいという先生の想い。
しかし、大きな潮流として、「普通科志向」が進んでいるという実態。

結局は、自分たちがどうありたいのか、ということを明確にし、その方向性に基づいて全体がひとつとなって進んでいくしかないのだと思います。

たった90分という短い時間の講演でしたが、先生方がそのことを考えるきっかけになっていたらうれしいなと思います。私学にとって一番大切なその部分を考え続けることが、この学校が最大の魅力を発揮する唯一の方法だと思うので。

これからもこの学校を応援し続けていきたいと思います。

今日はこれから北関東にある学校に行ってきます。昨日の学校とはまた違う状況にある私学の先生方と、率直に意見交換をしてきたいと思います。