優等生

こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。
ここ数日、一気に陽気が秋めいてきましたね。季節の変わり目、体調管理には気を付けなければですね。
体調管理、というわけではないですが、涼しくなってきて、行き帰りや移動中に聞く音楽が変わってきました。夏はアップテンポな曲をよく聞いていたのですが、最近はジャズやバラードが中心に。人は気分によって動いている部分が大きいんだな、と感じます。

さて、今日ある学校でお話していた時に、最近の中高生の様子について話題に上りました。

発端は、私の問いかけからでした。
打ち合わせの途中、ちょうど生徒のお昼休み中に、自分たちもお昼休憩をしていました。お昼ご飯を食べていた部屋のすぐ脇がラウンジになっていて、たくさんの生徒が昼食をとり、おしゃべりにふけっていました。

しかし、5限開始の予鈴が鳴ると、さっとラウンジから人影が消えたのです。そして、5限が始まる頃には人っ子一人そこにはいませんでした。

当たり前といえば当たり前なのですが、私が中高生だった時には本鈴が鳴っても、まだウダウダしていたような気がします。当然、今日の生徒たちが「正しい」のですが…。

そのことを、お昼休み後先生にお話すると、「今の生徒は真面目なんです」とおっしゃいました。

確かに。


ただ一方で、「その分、創造性や独自性には欠ける生徒が増えている気がしますけどね。あの子たちは、決められた枠の中でしか動けないんです。」ともお話してくださいました。

先生方の学校はいかがでしょうか?
もちろん、チャイム着席は当然のことですから、そうあるべきです。ただ、先生のおっしゃるように、言われたことは守ることができるけれども、自分で考えることができない、ということになっていたのなら、どうでしょう。

結局は、バランスの問題なんだと思います。でも、これって二兎を追うべき課題でもあるのではないかな、とも思います。

帰り道、その生徒たちが友達同士で一緒に帰っているにもかかわらず、イヤフォンを耳に突っ込み、携帯のディスプレイを凝視している姿を見て、不安を感じずにはいられませんでした。
当たり前のように、すぐに答えが見つかる問題ではないと、思うのですが。。。