伝える受け取る

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

日本でも、アメリカでも、野球の2012シーズンが大詰めを迎えていますね。この手のニュースを見ると、「秋」を感じます。と同時に、今年も終わりが近づいていることも感じて、少しさびしい気分になります。
カープクライマックスシリーズに出ていれば、そんなことはないのだと思いますが…。

さて、私たちは日頃、学校改革の支援をさせていただくことが多いわけですが、私も数校担当させていただき、改革のお手伝いをさせていただいています。よく先生から、「何校も担当していると分からなくなったりしないの?」というご質問をいただきます。でも、これが分からなくならないんです。なぜなら、学校によって状況や抱えている課題は全く違うからです。

だからこそ、それぞれの学校が抱えている課題を把握するために、アンケート調査やヒアリング調査をさせていただくことがあります。先日も、ある学校でヒアリングをしました。

私は直接ヒアリングには同席せず、後で報告を読んだのですが、「文字」にするとなかなかニュアンスが伝わってこないんです。ヒアリングをしてくれたスタッフから「こんなだった」という話を聞いている時にはイメージがわいたのですが、ヒアリングメモを読むとイメージしにくくなります。

また、今度は別の機会で、先生方とのミーティングで出された成果物を報告という形で管理職の先生方に提出しました。ご確認いただいて戻ってきた感想を見ると、実際にその場に居合わせた私とは全く違うとらえ方をされていました。


「文字にする」ことの難しさを感じます。微妙なニュアンスは伝えにくいですし、最終的な成果物に至るまでのプロセスはアウトプットを見ただけでは理解することはできません。
しかし、改革を進めていくうえでは、成果物のみならず、そのプロセスで起きたこと、先生方の変化も重要なポイントになることがあります。私たちは、そこに気を付けなければいけません。

そして、そのことを確実に管理職の先生方にお伝えしながら、的確に状況をとらえ共有しながら、次の手を考えていかなければなりません。
すごく当たり前のことなのですが、その大切なことに改めて気づかされた出来事でした。


このブログでも、正確にニュアンスを伝えることができているのが不安ですが…。
「伝える力」を磨いていきたいと思います!