ハジメの一歩

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。
私は今、関西に向かう新幹線です。新幹線に乗るといつも思うことですが、西へ東へ、これだけたくさんの人が日々移動しているんだなー、と意味もなく感心してしまいます。
今日も新大阪に向かう新幹線は満席です。


さて、今月末からコアネットのHPに「大学経営」に関するレポートが連載されます。学校経営全般を支援する私たちは、当然大学の支援もさせていただくわけですが、昨今大学は非常に厳しい状況にあります。ご存知の方も多いと思いますが、いくつかの大学がこの数年で募集停止をしています。また、ある調査によれば約46%の大学で定員割れが起きているそうです。


問題はこれだけではありません。
もう一つの経営上の大きな課題、それが中退者の増加です。


学生募集の不振に加え、中退者の増加という問題も抱えている大学が数多くあるのが現状です。
理由は、いろいろ考えられると思います。

ですから、解決のためのアプローチもいろいろあると思います。
私たちはその中で、「エンロールメント・マネジメント」の考え方をベースにした解決法を志向しています。

「エンロールメント・マネジメント」
これは、大学入学前から在学中、そして卒業・就職、卒業後までを一連の流れとして捉え、全体を通して学生を支援するために大学組織をマネジメントし経営を行う、という考え方です。

中学や高校に比べ、規模が大きいケースも多く、組織がいわゆる「縦割り」状態になっていることがよくあります。つまり、部門間の連携が取れていないために、十分な学生支援ができていないという状況が起こりがちなのです。

その状況を解消しようというのが、このエンロールメント・マネジメントの考え方です。


アメリカで、主に大学経営の考え方として生まれた考え方ですが、これって大学だけに限られたものではありませんよね。おそらく、中高にも同様のことが言えるのではないかと思います。

中高の募集活動も、まさに今が説明会真っ盛り。その説明会で、どのようにして自校の姿と目指す姿を参加者にクリアに伝えられるか、それが中高版エンロールメント・マネジメントの第一歩かもしれませんね。

そして、HPへのレポート掲載、乞うご期待!!