48.8%

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。
今日は、すごくいいお天気ですね!お天気がいいと、それだけでも気分がいいですよね。今週もあと少し。今日のお天気にのって、がんばりたいと思います!

さて、昨日新聞で気になる数字を目にしました。


48.8%


この数字、何の数字だと思いますか?
大学卒業後3年までに退職する割合を調べたもので、教育関係者の退職割合が48.8%だったそうです。
これは、今年の調査結果ですので、3年前に大学を卒業し、就職した人たちの数字です。

「教育関係者」ですから、学校の教員だけではなく、塾関係者等も含まれていると思います。また、私立・公立も含まれているので、私学の状況をそのまま示している数字ということでもありません。
ただ、それにしても約50%という数字に衝撃を覚えました。教育関係の仕事に就いた約半数の人が3年以内に退職しているわけです。

おそらく夢を持って就職したにも関わらず、たった3年経たないうちに退職をしているという現実をどのように受け止めればいいのでしょう。

普段、先生方とお仕事をさせていただいている中で、本当に日々お忙しく過ごされているご様子を拝見します。また、生徒という「人」相手のお仕事ですから、かかるストレスも相当のものだと思います。
そのうえ、今は教育関係に求められるものがかつてとは比べものにならないくらい多くなっていると思います。
そう考えると、退職率が高いのも仕方ないのか、と思ってしまいそうになります。


でも、先生方がそのような状態で接していることは、子どもたちにとってどうなのでしょう。
決して先生方を責めるということではなく、そのような状況になっていること自体を真摯に受け止めなければならないと思うのです。

かく言う私も、教員を途中でやめた口なので偉そうなことは言えないですし、他責の言い訳になってしまいそうなので、軽率に「こうすべきだ!」ということは今申し上げられませんが、「教育」に携わる者の端くれとして、強く問題意識を感じずにいられませんでした。


先生方が、そして子どもたちが笑顔になるために、何ができるのか、考えなければいけません。