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みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

来年3月に開催される第3回ワールドベースボールクラシック。結局、メジャーの選手は参加しないことが決まったようですね。サッカーとは違い、まだ「代表」の位置づけが曖昧なのでしょうか。サッカーであれば、ワールドカップ予選に召集されて拒否するということは、ほぼありません。

ただ一方で、「代表」=「オールスター」である必要もないと思います。監督がやろうと思う野球をするために必要な選手を召集すれば良い。それがメジャーの選手かどうかだけなのではないかなと思います。

いずれにしても参加するからには国内組で3連覇を目指してもらいたいと思います!
そして、カープファンの私としては、OBの山本浩二監督が無難に結果を残してくれることを祈っています…。


さて、前置きが長くなりました。
みなさんは「テッセイ」をご存知ですか?

JR東日本のグループ会社、鉄道整備株式会社です。

JR東日本が運行する東北・上越新幹線の車両清掃をしている方々が大きな話題を呼んでいます。いくつかの本やテレビでも取り上げられているのでご存知の方もいらっしゃることと思います。

テッセイのみなさんは、おそろいのユニフォームに身を包み、駅に停車している7分間のうちに、全ての車内清掃を完璧に仕上げます。
そして、到着時には笑顔で「お疲れ様でした」と乗客を出迎え、清掃終了時には一列に整列して乗車待ちをしている乗客に深々と「お待たせいたしました」と一礼をした後、そのまま颯爽と去っていきます。


私も仕事で東北新幹線上越新幹線をよく使いますので、みなさんのことはよく拝見しています。

新幹線の車内清掃をする、一見すればものすごく単純な仕事です。
ともすれば、「やっつけ仕事」になってしまってもしょうがないかもしれません。

事実、私がよく使う路線で清掃をしている方々は少なくともテキパキと仕事をしているようには感じられない様子で仕事をされています。
なぜ、テッセイの方々はその単純なお仕事を、淡々とテキパキとこなしていくことができるのか。

それは、おそらくプライドなのだと思います。


自分たちは「掃除をしている」だけの人ではない、新幹線を利用する人たちがそこで過ごす時間を提供している。
そして、自分たちは「見られている」。

それが、みなさんのプライドとなり、行動へと駆り立てているのだと思います。
そういった仕事に対する意義付けは、どのような仕事でも大切なことなのだと思います。学校でも、企業でも。

マネジメント上、数値による管理は大切です。ただ、それだけではダメなんですよね。改めて、そんなことを強く再認識しました。


どうやらこのような変貌を遂げたのは、異動でグループ会社からやってきた社長さんによるマネジメントが大きな影響を与えているようです。
それが題材になった本も出ているようですので、ぜひ一度読んでみたいと思います。