終わらないストーリー

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。
巷では、ノロウィルスが流行っているようですね。これから受験シーズンに向かいますから、特に受験生とそのご家族は気を付けなければいけませんね。予防には、とにかくうがい手洗いらしいです。
私も気を付けたいと思います。


さて、先日私は北関東にあるクライアント校の先生方との打ち合わせ後に、忘年会ということで一緒に食事をしてきました。
昭和一けた台に建てられたという、とても趣のある店構えのお店で、おいしいお食事とお酒をいただきました。
そして、校長先生のご提案で2次会に。一軒目のお店から、目と鼻の先にある焼き鳥屋さんがその会場でした。


趣向も店構えも全く違うお店でしたが、共通点は「卒業生」。

一軒目では、スタッフの数人の方がその学校の卒業生。食事を提供してくださる度に、「あら、○○先生!お久しぶりです。」「○○先生!私も卒業生ですが、弟もお世話になって、先生に担任していただいていたんですよ。」と、次々に卒業生が。

二軒目は、そのもの卒業生がやっているお店でした。
店内のディスプレイには、その学校を思わせるものがいたるところに。
我々以外のお客さんがお店を出て行った後は、マスターもテーブルに座り、思い出話に花が咲いていました。


これも、やはり私学ならではの風景ですね。
私自身も、地元のお店で母校の話をしていたら、頼んでいないものが運ばれてきてビックリ。近くにいた先輩(知らない方々でしたが)が、「あそこのテーブルに」と頼んでくれた、なんていう経験もあります。


最近思うことは、こういった卒業生ネットワークを上手に活用できている私学は、実はそれほど多くはないのではないか、ということです。
創立50年の学校で、年間200人卒業生を輩出していれば10,000人の卒業生がいることになります。
その卒業生が、一人につき30人に学校の価値を語ってくれたら、300,000人の方々に学校の価値が伝わることになります。

相当な数です。


方法は、いろいろあると思います。ツイッターフェイスブックなどのSNSを活用することもできると思いますし、同窓会組織を上手に活用することもできるでしょう。

ただ、根本的には、卒業生に「語ってもらわなければ」学校の価値は伝わっていきません。
つまり、「語られる学校」になっていなければいけないわけです。


そう考えると、やっぱり在校生の学校生活に対する満足度を上げることは非常に大切なことですよね。
在校中よりも、卒業後のほうが学校に対する満足度が上がる傾向にあるようですが、そのうえで、「思わず誰かに語りたくなるストーリー」を持っていないといけないわけです。


これから私もたくさんの「思わず誰かに語りたくなるストーリー」に出会いたいな、と思います!