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みなさま、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

今私は、東北新幹線の中です。今日は青森の学校に行ってきました。
ここ数日の寒波によって、青森も例外なく例年以上の寒さだそうです。確かに一面雪景色。

私はこの寒さを表現するボキャブラリーを持ち合わせていません。あえて言うなら、寒いというより「痛い」でしょうか。
ちょっとの雪や寒さで大混乱、大騒ぎする首都圏の脆弱さを改めて痛感するくらい、地元の方々は平然を過ごされていました。

ちょうど時期的に年末に差し掛かったころですから、駅の改札を抜けると、帰省してくる孫を待っているおじいちゃん、おばあちゃん方がたくさんいらっしゃいました。
待ち焦がれたおじいちゃん、おばあちゃんと、そこに駆け寄るお孫さんの笑顔を見ていると、寒いながらに少し気持ちがあったかくなります。
これから年末年始、あったかい時間をきっと過ごされることと思います。

神奈川に生まれ育った私は、両親の祖父母とも首都圏におりますので、いわゆる「帰省」という概念がありません。
子どもの頃は、夏休みや冬休みに「田舎に帰る」友人をうらやましく見ていました。
もちろん、それでも祖父母との思い出はたくさんあるわけで、決していい思い出が全くないわけではありません。

ただ、子どもの頃の心持としては、どこか「非日常」としての「田舎」に憧れていたのだと思います。
子どもの頃のそれが単なる憧れだったとしても、今大人になってみて思うことは、「ルーツ」があるということの幸せです。


親類、両親、家族、そして出身学校やそこで出会った友人たち。
私たちには、いわば「ルーツ」と呼べるものがあります。

ともすると、普段は忘れがちですが、私たちにはルーツがあります。そして、今があります。
過去からの積み重ねが連続し、今があります。
その続きには、未来があります。

すなわち、すべて事実の連続ということなんですよね。


だからこそ、私たちはその事実を私たち自身が自分の頭と心でどうとらえるかを整理し、明確に持つことが大事なのだと思います。
ただ、これ一朝一夕にいくものではないのもまた事実だと思います。
要するに、考え続けなければならないのですね。


年末年始、私も考えてみたいと思います。
新幹線はちょうど今盛岡に止まりました。秋田新幹線の「こまち」と連結しています。
そういえば、親戚が盛岡にいます。
久々におじちゃん、おばちゃんに連絡をしてみようかな。