一年の計

みなさま、いまさらですがあけましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします!

それにしても、昨日の雪はすごかったですね…。
今朝は駅まで向かう途中、何度も何度も足を滑らせました。
生徒たちも、今日の登校は大変だったのではないでしょうか。


さて、今日文科省が高校におけるキャリア教育必修化を検討しているというニュースがありました。

子どもたちの学習意欲を喚起するために、「学ぶ目的」を理解させようというのが、そのねらいのようです。
確かに、諸外国と比べると日本の中高生の学習意欲は低いようです。そして、その要因の一つには、「なぜ学ぶのか」という「学ぶ目的」が見えにくいということもあると思います。

しかし、はたして「就業体験」や「インターンシップ」を積極的に導入することが、学習意欲の喚起につながるのでしょうか。
私はなかなかそうは思えません。

そもそも、「働く」ということと「学ぶ」ということは直結するものなのでしょうか?
もちろん、最終的にはつながっているものだと思いますが、「働く」ということを体感し、将来就きたい職業が見えていれば「学ぶ意欲」が向上するというようには思えないのです。


それよりも、学ぶこと自体に意義を見出したり、様々な活動を通してスキルを身につけ、その成長を感じたりすることで、学ぶことに対して前向きになるような気がするのです。


いずれにしても、子どもたちの学習意欲を引き出す取り組みは欠かせません。
将来を支える子どもたちですから、彼ら彼女たちが将来に対してポジティブに取り組めるような施策をとっていかなければいけません。


もっともっと、このテーマについての議論が必要ですね。