人は見られることで育つものです

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

今日は東北新幹線に乗って出張でしたが、久々に有名人を見かけました。
政治家の石原伸晃さんと経済評論家の森永卓郎さんです。
これまで何人も有名人を見かけてきましたが、SPに警護されている有名人には初めて会いました。
むしろ、お二方をお見かけしたことよりも、「生SP」の眼光の鋭さに感動しました。


さて、最近は年度の初めということもあり、今年度の生徒募集の目標や進路実績の目標を設定する場面に立ち会う機会がけっこう多くあります。
マネジメント上、目標を設定することは非常に重要なことですから、当然とても重要な局面になります。

そのような場面において、先生方みなさんに見られる共通の現象があります。


それは、「少しストレッチした目標を提示した時にそれを『下方修正しよう』というパワーが働く」というものです。

ある意味当たり前のことかもしれません。
目標達成のイメージがなかなか持ていないような状況であれば、「現実的」な落としどころに持っていこうとするものだと思います。

これは、「教員」に限ったことではなく、すべての人に言える、ある種の習性、性(さが)というものではないでしょうか。


達成しなかったら責められるのは自分たちだ
達成しようとすれば当然今よりももっとやることが増える

こういった思いが、「その目標」を拒むのだと思います。


ただ、「その目標」を細かくブレイクダウンしていくと状況は一変します。
目標を細かく細分化し、細分化した状態で一つひとつ、どのようにして達成していくかを考えていくと意外と解決策が見いだせるようになるのです。

そうなると、「その目標」に対するモチベーションは不思議と上がっていくことになります。
つまり、提示された時よりは少し達成できそうな気になってくるのです。


これもまた、当たり前のことかもしれませんね。
でも、目標を提示しただけ、というような状況になっていないか、もう一度確認してみると、意外とこの「当たり前」ができていないことに気づくかもしません。


政治家のみなさんも、ぜひ「口だけ」に終わらないようにしていただきたいものですね。
SPの鋭い眼光と、我々国民の鋭い眼光に見守られているわけですから。