私実は○○なんです。

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

花粉症の先生方、少しは落ち着いてきたでしょうか。
私は、たぶん杉の花粉症ではないと思うのですが、先週からくしゃみと鼻水が止まりません…。
杉ではない、別の花粉症なのかもしれません。。。
しょっちゅう鼻をかんでいるせいで、鼻がひりひりと痛く、赤くなっています。
決してお酒を飲んでいるわけではありませんので、お会いした時には疑わないでくださいね…。


さて、昨日「浅田真央選手、ソチ五輪で現役引退」のニュースをテレビで見ました。
あまりに突然のニュースだったので、びっくりしました。

浅田選手曰く、「今年に入ってからなんとなく考えていたが、『ぷっ』と思い立った。」そうです。


彼女なりの表現なのだと思うのですが、世界を舞台にして第一線で活躍し続けていた浅田選手が「気まぐれ」で引退を決意したとは到底思えません。
きっと、様々なことを経験し、いろいろなことを考えていく中で、じっくり思いを巡らしたうえで出した結論だと思います。

若くしての引退を惜しむ声や、まだまだやるべきだという声、様々だと思います。


ただ、「一流」の選手が出した結論ですから、きっとそれが正解なのではないでしょうか。


そして、もうひとつ感じたことがあります。

それは、これまでの浅田選手のインタビューやコメントを見ていると、彼女は有言実行型の選手であるということです。

「○○します」「絶対に○○を成し遂げます」

こういったコメントが、特に結果を出し続けていた時期は多かったように思います。


慶應大学の高橋俊介氏は「キャリアショック」(東洋経済新報社)の中で、キャリアを切り開く人の行動パターンのひとつとして「目標を公言する」ということを挙げています。
これは、実際にビジネスマンとして活躍する人たちへのインタビュー調査で明らかにしたものです。

目標を公言する、ということは自分自身を追い込むということを意味します。
当然、それだけ厳しい立場に自分自身を追いやることになります。

しかし、そうすることで「やらなければならない」状況を生み出し、活力を持ってそれを実現するということなのだと思います。


浅田選手は会見の中で、「ソチ五輪を集大成として、最高の滑りをしたい。」と言っていました。


もしかすると、これも「目標を公言する」ということのひとつなのかもしれません。


来シーズンで浅田選手のスケートが見られなくなるのは残念ですが、最後のオリンピックで、きっと彼女は最高の演技を見せてくれることと思います!