I have a deram

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

今日の昼下がりの午後、南武線下り電車。
赤ちゃんを抱っこ紐で抱くお母さん。
抱かれた赤ちゃんは、何かを訴え号泣。

割と混んでいた車内の圧迫感が嫌だったのでしょうか。
不思議と(というか当たり前かもしれませんが…)乗客の視線は赤ちゃんに集まります。

私もふとそちらの方向を見やりました。

すると、隣に立って新聞を片手に持っている中年の男性が必死に赤ちゃんをあやしています。
目が合って苦笑する母親と中年男性。

微笑ましい風景でした。


今は乳飲み子の赤ちゃん。
この子が成人して社会に出るのは、きっと二十数年後のことでしょう。
その時私は定年間近になっています。

その頃、社会はどのような社会になっているのでしょうか。

おそらくきっと、大きく変わっていることと思います。
何せ、今世の中にある仕事の大半は十数年後にはなくなっていると言います。


今私は、先日実施した進路強化講座にご参加くださった先生方を訪ねて講座の感想や個別の課題をヒアリングして回っています。

今、進路指導はすごく難しい状況になっていると思います。

大学の教育改革、受験制度の変更。
今日も東大が秋入学を断念し、4学期制の導入を検討しているというニュースが流れましたね。
5年後にはセンター試験が廃止されるという話もあります。


そして、変化が激しい今、子どもたちの未来を取り扱う進路指導は、本当に難しい局面になっていると思います。


私学経営において、入口(生徒募集)と出口(進路)は大きなテーマになります。


私が「進路」を大きなテーマとして仕事をしているからかもしれませんが、各学校の「進路」に対する問題意識は少し前と比べるとかなり強くなってきているように感じます。

でもそれは、むしろあるべき姿のような気がします。


私たちは、預かった生徒を育て育み、世の中に送り出します。
そういった意味で進路指導は学校が持つ価値を表すものの一つだと思うのです。


ここ数日で、十校弱の先生方とお話をさせていただきました
各校とも、様々に強みがあり、課題を抱えていらっしゃいます。

しかし、「私学が逆風に立たされている」と言われている今だからこそ、その課題と真正面から向き合い、各校が各校なりの進路指導を実現してくことが大切ではないかと思うこの数日です。


合格実績だけにとらわれない、私学だからこそできる進路指導を私自身、もっともっと追及していきたいと思います。



明日はイタリア戦です。
デモが心配ですが、こちらもまた結果が出ることを祈りたいと思います。