先生を「○○先生」ではなく「○○さん」と生徒が呼ぶ学校

こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

昨日は東京はすごい豪雨だったようですね。私はちょうど昨日から関西に出かけていたのであたることはありませんでした。
ただ、関西は関西ですごい蒸し暑さでした…。


さて、今回は2日間で4つの学校にお邪魔しました。
その中の一校が奈良にある東大寺学園です。
言わずと知れた、関西の名門男子校です。

毎年、最難関国公立にも多くの合格者を出す学校なわけですが、学校全体に私学としての香りが漂っている学校です。
自由な中に、ある種のアカデミックさや気品を感じます。


お話を伺うと、夏休みは7月初旬から8月いっぱい、しっかりとっているそうです。
もちろん、先生方はこの期間全くお休みというわけではなく、先生によっては毎日のように学校に出てきて教材研究をしていらっしゃるそうです。

多くの学校のように補習や講習が設定されているわけではないのですが、生徒たちはこの夏休みの期間、それぞれが様々な経験を積み、成長して2学期を迎えるとおっしゃられていました。
夏休み、家族で海外旅行に出かける生徒も多いようで、高校2年生の海外修学旅行(イギリス)の際にパスポートの有無を確認するとクラスの大半の生徒は持っているそうです。

また、東大寺が母体の学園ならではのことですが、二月堂で行われるお水取り、松明を下のほうで支えているのは東大寺学園の生徒とのこと。
これもまた貴重な経験ですよね。


とにかく、窮屈なほどまでに生徒を拘束することなく、ある種のゆとりの中で伸び伸び生徒たちは6年間をすごしているとのことでした。


そもそもの学力が高い生徒が入学してくるからこそ、できること。
ということは、先生もおっしゃられていました。


確かに、そうだと思います。
でも、これもまた私学の魅力のひとつだな、ということを感じました。