建前こそ

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。
今日は8月1日、夏休みも残りあと約1カ月ですね!

さて、私は昨日「TEAPと英語教育改革」というセミナーに参加しました。
TEAPとは、現在、上智大学と英検協会が中心となって構築が進められている新しい英語試験です。
詳細は、所長の松原のブログにもありますので、そちらをご覧ください。

松原ブログ「教育考現学」


私は進路、キャリアという視点から今回のこの取り組みを注目してみました。

私の捉え方では、キャリアは連続性のあるものであり、過去の経歴だけではなく、それからさきのことまでも指していると理解しています。
つまり、キャリアとは生きている限り続いていくものです。

したがって、「キャリア教育」を考える時には、10年後、20年後、30年後まで見据えていかなければなりません。
また、単純に将来を思い描くという取り組みに留まらず、その将来で活きる力を身につけることにも取り組んでいくべきです。


そう捉えた時、「大学受験」は延々と続いていく子どもたちのキャリアにおける大きな「節目」と見ることができます。
そして、その「節目」をどのように乗り越えるか、ということがキャリアにおいて大きな意味を持つことになるのではないか、と思います。

そうなると、「大学受験のあり方」は子どもたちのキャリア形成において、重要なポイントになりますね。


ですから、今回のような大学受験に影響を及ぼすであろう取り組みというものを、私たちはしっかり注視していかなければならないと思います。


現実的に子どもたちを指導することを考えれば、「どのような試験になるのか」「どのような対策が有効なのか」というところに目が向くようになると思います。
しかしながら、そこを抑えたうえで、子どもたちのキャリアにおいてこの試験がどのような意味を持つのかということも同時に彼らにフィードバックしていかなければなりません。


とはいえ、どうしても後者は「建前」的なものになってしまいがちですよね。
でも、それでもキャリア形成の視点から捉えるべきだと思います。

私は英語の専門家ではありませんが、今回の取り組みは面白い取り組みだと思います。
だからこそ、やるからには子どもたちのキャリア形成において良い影響を与えるものであってほしいと思います。

それにしても、時代は変わっていますね。