アルプス席から
みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。
今日、はじめて知ったのですが、今年から高校野球の全国大会準々決勝と準決勝の間に一日休養日を設けるようになったそうです。
今日はその休養日。
4校の選手は軽めの練習で切り上げ、体を休ませていることでしょう。
この暑さの中での連戦ですから、しっかり体をケアしてもらいたいです。
そして、応援団としてアルプス席にいるそのほかの選手、生徒たちも。
私も数回、高校野球を見に甲子園に行ったことがありますが、客席もとにかく暑い…。
しっかり休んで、明日からまた熱戦と熱い応援を見せてもらいたいと思います。
一方、なかなか休養日とはいかないのが受験生ではないでしょうか。
受験生にとって、「夏は天王山」と言われています。
きっと、多くの受験生が必死になって勉強をがんばっているのではないかと思います。
私は今、進路指導・キャリア教育を扱うことが多いため、大学受験に関する相談もいただきます。
いくつかのケースや学校を拝見していると、生徒のモチベーションが受験において、大きく影響していることに気づきます。
もちろん、受験ですから学力も重要な要素です。
しかし、学習に向かうモチベーション、進路に対するモチベーションが低い状態は、学力の問題以前に重大な問題に至るケースが多いです。
受験に「チャレンジ」しないことには、「結果」は出ないわけですから。
そういった意味で言うと、この時期はものすごく大切な時期です。
生徒、受験生のモチベーションに変化が生じやすいのがこの時期です。
夏休み、一生懸命勉強したはずなのに成績が上がらない。
同じクラスで自分より成績の良かったあの子が推薦に切り替えている。
などなど。。。
しかも、夏休み期間中、下手すると1カ月弱先生方との接点がなくなりますね。
この時期に、動揺したり、弱気になったりしている生徒が一定数存在するようです。
もう一週間もすれば夏休みが終わります。
ただ、今ごろ後期の夏期講習を行っている学校も多いことと思います。
クラスの生徒、学年の生徒を見かけたら、ぜひ声をかけてみてください。
生徒にとっての先生の一声は、きっと、高校球児にとってのアルプス席からの大声援と同じくらい心強いはず。
先生の一声が、きっと生徒にとって、大きな力になるはずです!