Smile

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。
もう10月だというのに、暑い日が続きますね…。毎年「異常気象」と言われていますが、年々環境が変化していることを痛感します。
ただ、思い返してみれば、私が小さかったころから「温暖化」は常に問題として議論されていたと思います。それから30年弱、本当に私たちはこの問題と真剣に向き合ってきたのだろうか、と疑問に思います。


さて、ここ最近、いくつかの学校で6年間の進路指導計画を作成するお手伝いをさせていただいています。
大学受験という10代の子どもたちが迎える大きな節目をどのように乗り越えるのか、という視点は当然のこと、その先の人生も見据えた時に、中高6年間では何が必要なのか、というところから議論をしています。

このようなことを議論している時、必ずと言ってもいいほど問題として挙がることが、子どもたちのモチベーションの低さです。

当然、一人ひとりの生徒を見ていけば、状況は様々だと思いますので、必ずしもすべての生徒のモチベーションが低いというわけではないでしょう。
ただ、それでも私が関わるほとんどの学校の先生方がおっしゃられるわけですから、10代の子どもたちの一般的な特徴なのだと思います。


一方で思うのは、いわゆる「失われた20年」と言われる時代に生まれ育った彼らが見てきた社会というのは、基本的に停滞した社会です。
このような状況なわけですから、明るい未来に胸を膨らませる、ということがあまりできないということも、少しうなずける気がします。


きっと、我々大人たちにとっても、厳しい時代なのだと思います。
おそらく、必死の形相で日々を過ごしているのだと思います。
もしかしたら、そう言う自分も「いっぱいいっぱい」な顔をして、日々を送っているかもしれません。。。


ある学校の先生方と議論していた時、ある女性の先生がこんなことをおっしゃられました。
「生徒にとって、親の次に身近にいる我々教員が、もっとイキイキと楽しそうにしてなきゃ生徒たちが『大人になりたい!』って思えませんよね。」

こんな発言に、その場にいた先生方からは、爆笑とも失笑とも違う笑いが起こりました。
それは、私には「自分たちが前を向くための笑い」に思えました。


今日もこの後、進路指導関係の打ち合わせを先生方としてきます。
そういう先生方を笑顔にするのも、私の大切な役割なのかもしれませんね。